「朝起きた時に膝の内側が痛くて毎朝辛い…」
「しゃがむことが多いからその度に痛い思いをするのはもう嫌だ!」
「痛みを気にせずにまた前みたいに歩いたり走ったりしたい!」
そんなあなたの力になれる内容になっているので、是非最後まで読んでほしい。
膝関節の変形や軟骨のすり減りが痛い原因ではない
あなたがもし整形外科を受診したのなら、膝の痛みの原因として「変形性膝関節症」「軟骨のすり減り」「膝関節の間が狭くなっている」などと診断されたのではないだろうか?でも安心してほしい。これらが原因で膝が痛くなることはほとんどない。
関節の軟骨には、髪の毛や爪と同じで痛みを感じる神経がないので、すり減っていても痛みが出ないし、もしこれらが原因で痛みが出ているなら、軟骨が完全になくなり膝関節は強く癒着しているということなので、あなたの膝は1㎜も曲がらない。そんな状態なら早急に手術することを勧めるが、実際はどうだろうか?あなたの膝は痛いなりにも曲がるのではないだろうか?
一度、あなた自身の症状を振り返ってほしい。
というように、痛みがある中でも、できる動作があったり、痛みの強さに波があるのではないだろうか?
変形や軟骨のすり減りは四六時中変わらないので、動作や時間帯によって変形具合が変わることはあり得ない。
痛みの原因は太ももの内側の筋肉の硬直!
動かしていると柔らかくなるもの、日によって硬まったり柔らかくなるもの、擦ったりマッサージすると柔らかくなるもの、それは筋肉です。
特に膝の内側に痛みを感じさせるのは、股関節から膝の下まで伸びている太ももの内側にある筋肉だ。痛みを感じる神経がない関節の軟骨と違って、筋肉は神経が豊富にあるので、少しでも硬直していると痛みに敏感になる。
膝の内側の痛みを自分で治す3つの方法
以上を踏まえ、痛みの原因である膝の内側に伸びている筋肉の硬直をこれから紹介する3つの方法で緩めてほしい。
①内転筋群のストレッチ
股関節から太ももの内側を通って膝の内側まで伸びている筋肉で、主に姿勢維持をする為に使う。
座りっぱなしや立ちっぱなしなど、同じ姿勢が長時間続くような生活をしていると硬直してくるので、
写真のようなストレッチを一日3~5セット行いましょう。
①立ち姿勢で椅子やベッドなどに足を乗せて
②膝を伸ばして
③上半身を伸ばしている方向に側屈する
単純で簡単だが、これだけでしっかりとストレッチすることができる。
②大腿四頭筋のストレッチ
太ももの前側の半分を覆っている大きな筋肉で、股関節を曲げたり、膝を伸ばしたりする時に使う。
写真のようなストレッチを、同様に一日3~5セット行いましょう。
①立ち姿勢で椅子やベッドなどに足を乗せて
②膝は軽く曲げて
③体重を前にかけていく
これも簡単にできるが、筋肉の伸ばすにはこれで十分。
③筋肉を硬めない歩き方
ストレッチで筋肉を緩めても、すぐに硬直してしまうと意味がない。特に、膝に痛みがあると膝をかばって、
①腕の振りが弱くなり
②歩幅が狭くなり
③目線が下がる
かばって歩くと、動きが小さくなるので余計に筋肉が硬直してしまうので、
①腕を振って
②歩幅を広げて
③目線を上げる
この3つだけ意識して歩く習慣をつけてほしい。
2週間続けても膝の内側の痛みが楽にならない場合は?
まずは、この3つの方法を2週間続けてみてほしい。正しくできていれば、完全にとまではいかなくとも、変化は感じられるはずだ。
2週間続けても痛みが今と全く変わらないのあれば、やり方が間違っているか、ストレッチだけでは緩まないくらい筋肉の硬直が強いかのどちらかなので、その時は一度、私に連絡をしてほしい。
その他、わからないことや訊きたいことがあれば、わからないままにせずにすぐに行動を起こしてください。
あなたの膝の痛みが、一日でも早く治ることを心から願っています。
【予約制】