「この膝の痛みは温めた方がいいのか冷やした方がいいのかわからない…」
「適当にやってかえって痛みがひどくなったら嫌だな…」
「そもそも何のために温めたり冷やしたりしてるの?」
今回はそんなあなたに私なりの回答を用意したので、是非最後まで読んでほしい。
「温める」「冷やす」それぞれ何のためにやるの?
まず最初に、「温める」「冷やす」ことで何が起こるのかを簡単に説明していく。
「温める」のメリットとデメリット
患部を温めることで、一時的に血流が上がって損傷部位の回復が促進される。また、患部周辺の筋肉がほぐれて関節が動かしやすくなる。その一方で、血流が上がることで回復を促す栄養分と同時に、炎症や痛みを起こす物質も血液に乗って一緒に患部に流れてくるので、痛みや腫れ・熱感などの炎症が強くなることがある。
まとめると、「温めることで回復は早くなるが症状は強くなる」
「冷やす」のメリットとデメリット
温めることで起こる現象と逆で、冷やすと血流が下がって炎症物質が滞り痛みや炎症は治まるが、栄養分も滞るので損傷部位の回復が遅くなってしまう。
まとめると、「冷やすことで症状は楽になるが回復が遅くなる」
膝が痛い時はどうすればいいの?
それぞれの特徴を踏まえて、あなたの膝の痛みに対してどのような処置をすればいいのかをお話しする。
結論から言うと、
「冷やして温めてを交互に繰り返す」である。
冷やして温めてを交互に繰り返すと何が起こる?
この方法は、要は「双方の良いとこ取り」だ。
最初に膝の痛い所を冷やして痛みや炎症を抑える。冷湿布では冷却効果は弱いので、冷やす時は氷嚢や保冷剤などを直接患部に当ててほしい。よく保冷剤にタオルを巻いて冷やそうとする人がいるが、これだと湿布ほどではないが冷却効果は低い。皮膚が少しヒリヒリするかもしれないけど直接当てるようにしましょう。(気温が氷点下ではない限り凍傷になることはないから安心して)
だがそのまま冷やしっぱなしにすると膝周辺に栄養が行き届かなくなるので、10~15分ほど冷やしたら次は患部を温めて回復を促進させよう。これも温湿布では弱いので、カイロやいっそのことお風呂に入ってもいい。温める時間は冷やした時間の倍の時間が理想。これも長すぎると痛みや炎症が強くなるので、不快感が出ない程度にしておこう。
まとめると、
冷やす(氷嚢や保冷剤を直接当てて10~15分)
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温める(カイロを当てるかお風呂に入って20~30分)
このサイクルを時間が許す限り、もしくは膝が楽になるまで繰り返す。
根本的に膝の痛みを改善するには?
もちろんこの方法だけでは根本的な解決にはなっていない。
回復を促進するとは言っても、あくまで治りやすい状態にするだけなので、膝の痛みの本当の原因を突き止めて、正しい治療をしていきながら今回紹介した方法を補助的にやっていきましょう。
今回の内容で訊きたいことがあれば、わからないままにせずにすぐに相談してほしい。今のあなたに一番合った膝の治療方法を提案するので、是非ご連絡ください。
あなたの悩みが一日でも早く解決することを心より願っています。
【予約制】