椎間板ヘルニアは手術しなくてもほっといても治るってホント?|大阪府箕面市

結論から言うと、椎間板ヘルニアはほっといても治る。これは、首のヘルニアも腰のヘルニアも同じことがいえる。

なぜ手術をしなくてもヘルニアが治るのかをこれから説明してあなたに安心してもらった上で、あなたの悩みの種である痛みやしびれを楽にしていく方法を紹介していくからどうか最後まで読んでほしい。

椎間板ヘルニアが手術をしなくても勝手に治る理由

このブログを読んでいるあなたは、ヘルニアの病態はある程度わかっていると思うので細かく言わないが、おさらいがてらに簡単に解説すると、背骨と背骨の間にある椎間板という軟骨が外に飛び出して神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こしているという状態だ。この飛び出した部分をヘルニアと呼んでいる。

一般的には手術によってこの飛び出した椎間板を取り除くのだが、実は手術をしなくても飛び出した椎間板が自然消滅することが以前から医学界では常識となっている。

そのからくりは、マクロファージという免疫細胞の一種によってなされる現象だ。

マクロファージは、体内の異物を侵食して排除する役割を担っている。つまり、飛び出した椎間板を異物と判断して侵食しているのだ。

個人差はあるが、ヘルニアが起こってから平均6ヵ月程度でこの現象が起こるとされている。

痛みやしびれの原因はヘルニアじゃない?!

しかし、マクロファージによる浸食現象が起こっても痛みやしびれが改善しない人がかなり多い。

そもそも、ヘルニアが起こっていても痛みやしびれなどの症状が出ない人も多々いることがわかっている。なのでヘルニアと症状は別で考えた方がいい。

私が今までお会いしたヘルニア患者さんの痛みやしびれの原因となっていたのは、筋肉の硬直によるものばかりだった。

ここまでブロブを読んでくれたあなたは、遅かれ早かれヘルニアはほっといても自然消滅してくれるので安心してほしい。それよりも、今あなたを苦しめている痛みやしびれを楽にすることにフォーカスしよう。

痛みやしびれを楽にする方法

ここからは、痛みやしびれの原因となっている筋肉の硬直を緩和する方法を紹介していく。

筋肉に対するアプローチ方法は星の数ほどあるが、私が特におすすめしているやり方を是非実践してほしい。

インサイドラインストレッチ

このブログを読んでくれているあなたが首のヘルニアか腰のヘルニアはわからないが、どちらのヘルニアだとしてもこの方法は有効だ。

全身を支えている脚部内側のラインを整えることで全身の筋肉の硬直が取れやすくなる。

写真のように

①椅子に足を乗せて

②上半身を側屈する

③10秒ストレッチする

左右行い、これを1セットとして一日3~5セット行いましょう。(朝・昼・寝る前など、薬を飲むように毎食後というようにタイミングを決めると忘れにくいと思う)

正しい歩き方

ストレッチで筋肉を緩めても、間違った体の使い方をしているとすぐに硬直してしまう。

筋肉を硬直させない歩き方も一緒に覚えてほしい。

間違った歩き方というのは、

①腕の振りが弱く

②歩幅が狭く

③目線が下がっている

体のどこかに不調がある人は、無意識に体をかばってこの歩き方をしている。かばって歩くことでかえって筋肉が硬直して痛みやしびれが悪化する。

少し勇気がいるかもしれないが、怖がらずに、

①腕を振って

②歩幅を広げて

③目線を上げる

プラスα いつもより少し早く歩く

これらを意識して歩いてみてほしい。最初はうまくできない上に痛みが強くなる時もあるが、慣れてくると嘘みたいにスムーズに歩けるようになる。おそらくあなた自身が一番驚くと思う。

2週間続けてみよう!それでも変わらなければ?

冒頭言ったように、椎間板ヘルニアはほっといても治る。だけど痛みやしびれはほっといても治らない。

まずはこの方法を2週間試してみてほしい。正しくできていれば完治とまではいかなくても今までよりも症状は楽になっているはず。

もし2週間続けても全く変化がない、もしくは前よりも悪くなってしまったなら、やり方が間違っているかセルフケアでは筋肉の硬直が取れないくらいガチガチになっているかのどちらかなので、その時はすぐに私に相談してほしい。

あなたの悩みが一日でも早く解決することを心より願います。

【予約制】