椎間板ヘルニアと診断されて腰痛や足のしびれなどに日々悩まされていて、このブログを読んでいる人の中にもそろそろ手術に踏み切ろうとしている人もいるかもしれない。
だけど、手術に踏み切るのはこのブログを最後まで読んで、椎間板ヘルニアに対する向き合い方とトレーニング方法を試してからにしてほしい。
椎間板ヘルニアの腰痛や神経痛の特徴
まずは、椎間板ヘルニアで痛みやしびれが起こるメカニズムを知ってほしい。もう病院で説明があったと思うけど、もう一度おさらいしましょう。
背骨の間にある椎間板という軟骨に亀裂が入り、椎間板の中の組織(髄核(ずいかく)と呼ばれる)が亀裂から飛び出して髄核が背骨の後ろを通っている神経を圧迫して痛みやしびれなどの神経痛が起こっているという仕組みになっている。
そして知っておいてほしいことは、髄核が飛び出すのは背骨が立っている時、つまり上半身を起こしている時だということ。ということは、寝ている時以外は常に髄核による神経の圧迫が続いているということになる。
あなたの痛みやしびれはいかがだろうか?体を起こしている日中は常に痛みやしびれを感じているだろうか?日によって感じ方が違ったり、歩いている時はマシ、座ってる時はマシなど姿勢や動作によって痛みやしびれの感じ方が違ったりしないだろうか?
もしそうなら、あなたの辛い症状はヘルニアから直接きているものではなく、ヘルニアによって負担がかかっている腰周りの筋肉の硬直からきているものである可能性が高い。
【やってみよう!】腰痛や神経痛を楽にする筋トレ2つ
腰痛・神経痛=椎間板ヘルニアという考え方を見直して、筋肉の硬直からきている腰痛・神経痛という考え方で、一度治療を試してみてほしい。これから紹介する2つの方法で凝り固まった腰周りの筋肉を動かしてみましょう。
腰部後屈トレーニング
椎間板ヘルニアは腰を前屈することで筋肉に負担がかかるし悪化する。逆の動きである後屈運動を強化する筋トレをやっていこう。文章で説明するとややこしいので、動画を観ながら一緒にやってほしい。
体を正しく使うウォーキング
患部に痛みやだるさなどの違和感があると、その部位をかばって歩く時に、
①腕の振りが弱く
②歩幅が狭く
③目線を下げて
歩いてしまう。
これだと、いくら治療を続けても良くならないので、
①腕を振って
②歩幅を広げて(脚の動きを意識するよりおへそを前に出すイメージで歩くとやりやすい)
③目線を上げる
最初は少し難しいかもしれないけど、この3つを頭に置いて歩いてみてほしい。
この歩き方ができるようになると、少ない力で体が動かせるようになるので症状の悪化を予防できる。
椎間板ヘルニアは決して怖い病気ではない!
実は、腰痛や神経痛はヘルニアによって起こることはとても稀だとされている。もしヘルニアによって起こっている痛みやしびれであれば、寝ながらしかご飯が食べられなかったり、トイレに行けないから枕元に尿瓶を置いておかないといけなかったり、排尿障害が起こっていたりと、痛みやしびれ以外にももっと強い症状が出ている。
あなたがまだそこまでなっていないのなら、筋肉に対するアプローチで十分効果は期待できる。また、飛び出した髄核は時間が経てば自然に消滅するという研究も出ているのでもし強い症状があったとしてもいつまでも続かないので安心してほしい。メカニズムをわかっていれば、椎間板ヘルニアという病気は決して怖いものではないので、今できることをしっかりやって以前のような痛みを気にしない生活を取り戻しましょう。
またなにかあれば遠慮なく私に相談してほしい。下に連絡先を添付しておくのでいつでも連絡をしてください。
あなたの悩みが一日でも早く解決することを心より願っています。
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