認知症を予防する運動や体操は世の中にたくさん出回っていますが、正直めんどくさくて続けられずに結局3日ぼうずで終わってしまうことが多いですよね。
でも、いつでもどこでも簡単にできる認知症予防方法があれば、楽に続けられて楽に認知症予防ができますよね。
今回は、そんな簡単にできる認知症予防運動を2つお伝えします。
この記事の目次
手足の運動だけで認知症は簡単に予防できる!
認知症の予防に必要なのは、手先や足先などの末端部分の柔軟性や血流の促進です。
これらを活性化させるためには、ただ歩いたり、テレビ体操や筋力トレーニングをしているだけでは補えません。
以下の2つの運動で、まずは末端部の動きと血行を確保して下さい。
認知症予防運動①:手のひらと指の運動
動画を参考に、手の指先を合わせて押し合う動きをしながら合掌した手を上下に動かすという運動は、手先の筋肉の柔軟性と血流を促進するだけでなく、上半身の姿勢を正して猫背も防止してくれます。
認知症になりやすい人の特徴として末端冷え性がある人というデータもあります。この部分の筋肉の動きをしっかりつけることで熱が生まれて血行が良くなり全身の循環を上げて、脳に栄養が行き届くようになります。手先の筋肉は、全身の循環を上げるポンプのような役割を持っていると思って下さい。
認知症予防運動②:足裏とふくらはぎの運動
立ち姿勢でかかと上げ運動を行い、足裏とふくらはぎの筋肉を活性化させて足元からも血流を促進してさらなる循環を図りましょう。
足先は、手先と同じくらい全身の循環を担っている部位で、特に座りっぱなしや立ちっぱなしなど同じ姿勢で過ごすことが多いという方は、下半身に血液やリンパが停滞していることが多く、歩く時に足がもつれやすくなり、つまづいたり転倒したりすることが多くなるので、足先の筋肉もしっかり動かして足元からもポンプのように押し上げるようにしていきましょう。
認知症は簡単な運動で体の動きが活発になることで予防できる
高齢になってくると、つまづきや転倒を恐れてできるだけ体の動きを小さくして動作を行ってしまいがちです。しかし、これが何の予防にもなっておらず、かえって筋肉に負担をかけていることにつながります。
普通に歩くのと、物音を立てずにゆっくり歩くのとではどちらの方がしんどいですか?ゆっくり歩く方がしんどいですよね。それを日常的にやってしまっているのです。
筋肉の動きが少ないと血流も悪くなりますから、脳に栄養が行き届かなくなり物忘れや健康に対する恐怖心が起こりやすくなります。
体を大きく早く動かすことで筋肉もほぐれて血流も良くなるので、恐れているつまづきやこけるということはなくなります。ほとんどの方は自分からこけやすい歩き方をしてしまっているということです。
上記でご紹介した2つの運動は、普段の体の動きを大きく早く力強くしてくれる運動になるのでいきなり早く歩くのがちょっと怖いというあなたは是非この2つの運動から始めてみて下さい。
認知症を予防する運動ができたら正しい歩き方を身につけましょう!
人間の基本動作である歩き方がうまくできるようになるだけで、特に何の運動もせずにただ日常生活の中で歩いているだけで認知症を予防できます。
動画を参考に、腕をしっかり振って、目線を前に向けて、歩幅を広く、足裏全体で着地して大きく早く歩いて筋肉を柔軟にしていきましょう。
あなたが認知症の予防運動をすることが家族の幸せにつながる!
あなたが認知症になりたくない理由は、自分のせいで家族に迷惑をかけたくないからですよね。もしかしたら、あなた自身も認知症のご家族の面倒をみていた経験があるかもしれませんね。あの時の自分のような思いを子供や孫にはしてほしくない、自分の為に家族の自由を奪いたくない、そんな家族思いのあなただからこそこのブログを最後までお読みになられたことだと思います。
今回お伝えしたように、認知症を予防するためにはそんな難しい知識やきつい運動は必要ありません。大元の部分だけをしっかり動かして循環を上げておくだけで十分です。
少しの運動でいいので、3日坊主にならずにちゃんと続けて下さい。続けることが最も大事です。その地道な努力が家族の幸せ、家族を守ることにつながります。
周りの大切な人の為に頑張ろうとしているあなたを当院は全力で応援しております!