膝が痛くて人工関節の手術をしたけど、また手術前のような痛みが出始めた…
病院でまた再手術を勧められたけど、もう手術はしたくない!
というあなたへ。
手術をしたにも関わらず、なぜまた膝の痛みが起こってしまったのか?
その理由と対処法についてお伝えしたいと思います。
この記事の目次
膝の手術をしたのに膝の痛みが治らない理由「痛みの原因は膝関節の問題ではないから!」
膝の痛みの原因がもし、膝関節の変形や軟骨のすり減りによるものであれば、手術で膝を人工関節に取り換えたらもう痛みは出なくなるはずです。
膝の手術をしたのに膝の痛みが残る、もしくは手術前より痛みが増したり、動かしにくくなったりするのは、元々が膝関節以外の要因で膝の痛みが起こっていたことが考えられます。
膝関節や骨以外に、膝に痛みを出したり負担をかけている要因は以下の2つです。
膝の痛みが手術で治らない理由①:筋肉の硬さが残ったまま
膝を動かしている筋肉、特に太ももの筋肉が硬く柔軟性が低いと、膝を動かす時にうまく伸び縮みしてくれずに、硬くなった筋肉が引っ張られて痛みを感じます。
動画を参考に、膝の動きを最も悪くしている内ももの筋肉の硬さを改善するストレッチを試していいただき、今までやってこなかった筋肉に対する処置をしてみましょう。
膝の痛みが手術で治らない理由②:歩き方が悪いまま
膝を動かしている筋肉に負担がかかって硬くなってしまうのは、普段の歩き方に問題があることが非常に多いです。
膝を痛めている人は、できるだけ足を動かさないように動きを小さくして歩くようになります。要は、足をかばいながら歩いている状態です。
実は、かばいながらゆっくりと小さく体を動かして歩いている方が筋肉の負担が大きく、かえって膝の痛みが出やすくなるのです。
なので、以下の動画を参考に膝に負担がかからない歩き方を練習してみて下さい。
人工関節の術後、あまり動かさないように生活している人が多いのですが、それでは手術した意味がありませんし、いつまで経っても辛い症状は治らないままです。
痛みのなかった以前の自分のように歩いたり動かしたりする為に手術をしたわけですから、正しい歩き方や身体の使い方を身につけてしっかり膝をうごかしてあげましょう。
膝の痛みの根本改善は手術ではできません
膝の痛みに対する人工関節の手術は、あくまで悪くなった結果に対する処置です。変形してしまってどうしようもなくなった時の対処法になりますから、手術しても体の使い方をそのまま残してまた日常生活に戻ると次は人工関節が変形を起こします。
人工関節は人間の骨よりも耐久性が低いので、早くて5~10年、もって20年で再手術になります。今入っている人工関節をできるだけ長く持たせるために今から膝に負担のかけない歩き方、体の使い方を身につけていただき根本からの改善を図りましょう。
当院でも、そのような患者様には、施術に加えて普段の歩き方や姿勢の指導なども行っております。
いくら施術で痛みが取れても負担をかけている動作や姿勢を治さないといつまで経っても治療から卒業できません。
膝の痛みを気にしない生活を取り戻して、もっと自分が楽しめることに時間とお金を使っていただきたいと思っております。もしそんな生活を送りたいとほんの少しでも思っておられるならば、是非一度当院までご相談下さい。
あなたのお悩みが一日でも早く解決できることを心よりお祈り申し上げます。