膝が痛くて階段を降りる時に怖くて足元を気にしながら降りていませんか?
実は、恐る恐る階段を降りていると、膝の痛みは楽になるどころか増々強くなっていくんです。
このままでは、階段を使えば使うほどあなたの膝はどんどん治らなくなっていきますので、今回ご紹介する方法で膝の痛みを改善してどこへでも出かけられる体に戻りましょう。
階段が怖いと足をかばってしまうので膝の痛みが起こる
階段を降りる時に膝に痛みが出ないように足に力を入れてかばっていませんか?このかばうという動作が膝の痛みを治らなくしているのです。
膝の痛みは足の筋肉が硬くなっていることで起こっていることが多いので、かばって足の筋肉をさらに固めてしまっていることが痛みが取れない要因となっています。
要は、自らの筋力で自ら膝の痛みを強くしてしまっているということです。改善していくには、まず「怖い」という感情をなくすことから始めないといけません。
階段で膝の痛みを出さないようにするコツ
闇雲に膝のトレーニングや運動をしても「怖さ」がある以上、何をしても足をかばっていますからすべて逆効果です。まずはかばって力を入れて固めるより、動かした方が筋肉の硬さがほぐれて膝の痛みがとれやすくなるということを理解しましょう。
ちなみに当院では、膝の痛みで受診されている患者様には、その怖さを取る作業として階段を使った膝のリハビリを指導しています。以下の動画を参考にしてご自分で一度試してみて下さい。
外で行うのは抵抗があると思うので、まずは自宅や仕事の休憩中などで人目につかない場所で練習しましょう。このリハビリに慣れてくれば普通に階段を降りていても足に変な力が入らないようになってきます。
このリハビリの目的は、膝が動かせることを本人に自覚してもらって自信を持ってもらい、階段や膝を動かすことに対する怖さをなくすことです。リハビリというのはその人の考え方を変えることが最も重要となります。
膝の痛みの原因がわかれば階段も怖いことはない!
膝を動かしている方が痛みが楽だということに気づくことができれば、ご自分の中から「怖い」という感情がスッとなくなります。後は日常生活動作の中でどんどん足を動かして痛みを改善していくだけです。
もちろん自分の体力以上に運動する必要はありませんが、歩く、立ち上がる、座るといった日常で必ず行う動作の中であえて大きく早く動かすということだけで筋肉がしっかり動いて硬くならないので、そういった良い習慣を身につけていくことをしていきましょう。
今回お伝えした内容を参考にますはご自分で動かしてみて、それでもなかなか思うような改善が見込めない場合は、当院でしっかりお手伝いさせていただきますので是非ご相談下さいね。