長年、膝の痛みがあって、膝をかばいながら生活していたら、最近足のしびれまで出てきた…
私の体はこれからどうなっていくの…?
と、不安なあなたへ。
その足のしびれは膝の痛みをかばっていることである部位に負荷がかかっていることで起こっている可能性があります。
もし、膝の痛みをかばっていることで足のしびれが起こっているのであれば、今回お伝えする方法で改善が期待できますので是非試してみて下さい。
この記事の目次
膝の痛みからくる足のしびれはこの2つの筋肉の緊張から起こる
膝を痛めている人は、歩いたり動き始めの時に膝の痛みが出ないように無意識に変な力を入れて動作を行うことが多くみられます。
膝をかばう時に力が入っている以下の2つの筋肉が疲労による緊張を起こして、硬くなり神経を圧迫してしびれを感じさせているので、緊張を起こしている筋肉をほぐして緩めてあげれば神経の圧迫がなくなりしびれが緩和されます。
①お尻の筋肉の緊張を取り除いて足のしびれを解消する
お尻の筋肉(殿筋群)は自分で揉みほぐすことは難しいので、ストレッチで伸ばしながら緩めていきましょう。
上の写真を参考に、10秒ストレッチを1セットとして、一日3~5セットほど行いましょう。
もし、仰向けでストレッチがしにくいという方は、以下の図のように座った状態で足を組んで前屈するという方法でも大丈夫です。
しっかり伸ばそうと強めにストレッチしてしまうと、かえって筋肉が緊張して緩まないどころかより筋肉が硬くなってしまいますので、無理なくゆっくり伸ばすようにしましょう。
足のしびれを起こしている坐骨神経という神経は、数本あるお尻の筋肉の隙間を通って足まで伸びています。
お尻の筋肉が緊張を起こすと坐骨神経の通り道を細くしてしまい圧迫するのでしびれが起こります。いわゆる「坐骨神経痛」です。
坐骨神経痛の大半は、坐骨神経の通り道にある筋肉の緊張によって起こりますので、足のしびれが起こったらまず、足周りの筋肉を緩めることから始めていただくと効果的です。
ひざ裏の筋肉の緊張を取り除いて足のしびれを解消する
ひざ裏はふくらはぎと太ももの筋肉が入り組んでいる部分になりますので、少しでも足の筋肉に疲労があると坐骨神経の通り道がすぐに圧迫されます。
特にひざ裏を通っている筋肉や腱は感覚が過敏なので、足先まで強いしびれが出ることもあります。
上の3枚の写真を参考に、ひざ裏のストレッチをしてみて下さい。
立ち姿勢で、脚を椅子やベッドに乗せて、膝を90°ほど曲げた状態から、手で膝裏を掴んだままゆっくりと膝を伸ばしていき、適度に伸びている感じが出てきたら、その位置でキープしてストレッチします。
10秒間伸ばすのを1セットとして、一日3~5セット行いましょう。
膝の痛みから解消すれば足をかばうことがなくなるのでしびれも出なくなる
足のしびれが膝の痛みをかばうことで起こっているならば、そもそもの原因である膝の痛みを改善するということもしていかなくてはいけません。
足のしびれ自体は、上記でご紹介した方法である程度楽になるかもしれませんが、膝の痛みが残ったままだと、また膝をかばう生活をしてしまうのでまた筋肉が硬くなってしびれが出るようになります。
膝の痛みを気にせずに歩いたり日常生活を送ることができれば、ただ歩いたり動いているだけであなたの体はどんどん強くなっていきます。
今のままで生活をしていると、どんどん弱くなり外に出ることすら嫌になってきます。そうなればゆくゆく認知症や寝たきり、介護状態で車いす生活を余儀なくされます。
誰かの世話になりながらでないと生きていけない状態になんてなりたくないですよね。
今のうちにしっかりと膝の痛みも足のしびれも出ないような体を作っていって下さいね。
あなたのお悩みが一日でも早く解決できることを心よりお祈り申し上げます。