膝の痛みでいろんな病院や整体で治療しているけど一向に良くならないというあなた。
実は、膝の痛みの原因のほとんどは、膝関節の問題ではないということをご存知でしたか?
いくら膝にだけ処置をしても、原因となっている部分に対して何もしていなかったらずっと痛みや症状は変わりません。
今回は、膝の痛みの原因となっている2つの関節についてのお話と、その関節に対するアプローチ方法をお伝えしたいと思います。
膝の痛みの原因はこの2つの関節
膝は前後にしか動かない関節ですので、下半身を動かすには、膝よりも可動域が広い関節の動きも必要になり、膝の上にある股関節と、膝の下にある足首の関節の2つの関節の動きと連動して行わないといけません。
なので、膝の上下にあるこの2つの関節の動きが何らかの理由で悪くなると、膝も連動して動きが悪くなり、可動域が狭い膝への負担が大きくなって痛みが出ます。
膝の痛みの原因となっているその2つの関節について、もう少し説明していきます。
膝の痛みの原因①:股関節
足の付け根の骨盤から上半身を支えている最も膝と連動して動いている関節です。
実は「膝をひねる」という動作も膝ではなく股関節の動きで、多くの膝の動きは股関節によって起きています。
なので、股関節周りの筋肉が硬くなって動きが悪くなると、膝の自由が効かなくなり疲労が溜まり痛みが出やすくなります。
股関節の動きをつけるには、股関節周りの筋肉を柔らかくするストレッチが効果的です。動画を参考に、自宅で寝る前に股関節のストレッチを行って下さい。
膝の痛みの原因②:足首の関節
足首の関節は、立ち上がる時や歩き出しの時など、体を動かす始めの動作で膝の向きを調節して最も早くスムーズに動ける位置に膝を持って行く役割を担っています。
股関節が行っている「膝のひねる」という動作にも少し関与していて、立ち姿勢や足を地面に着いている時に、膝を捻る時は股関節よりも足首が動いています。
足首の動きが悪くなると動き始めの動作で膝が不安定になり、膝周りの筋肉に負荷がかかって膝に捻じれやズレが生じやすくなります。
これが変形性膝関節症や軟骨のすり減りの始まりとなりますから、動画を参考に、自宅でくつろいでいる時にでもいいので、座った状態で足首のストレッチを行って下さい。
膝の痛みを改善していくには根本原因となっている関節に対する処置をしていくこと!
今までの膝治療で症状の改善がなかったあなたは、膝関節自体に問題はなく、股関節や足首といった膝と連動している関節の動きの悪さが原因である可能性が高いので、もし膝の痛みが治療を続けていても変わらないというのであれば、是非この方法を試してみて下さい。
膝の痛みの本当の原因がわかれば、その原因に対しての処置を行い、膝の痛みが今後起こらないような対策や身体の使い方を身につけていく必要があります。
それはなかなか自分一人ではうまくできませんので、専門の治療院や当院までご相談いただければと思います。
せっかくこうやって最後までこのブログをお読みいただいたのなら、今日から膝の痛みから卒業できるような治療や体の使い方を身につけていって下さいね。
あなたのお悩みが一日でも早く解決できることを心よりお祈り申し上げます。