膝が痛くて病院や整体で治療しても、なかなか思うように改善がみられなくて、今後歩けなくなったらどうしよう…と不安になっているあなたへ。
今までのやり方で改善がみられないならば、少し視点を変えて、今までとは違う方法でやっていけば膝の痛みが簡単に予防出来たり改善したりすることもあります。
もし、今の状況から抜け出したいと思われているならば、是非参考にしてみて下さい。
この記事の目次
膝の痛みを予防改善するポイントは使う筋肉を変えること!
膝の痛みは、日常生活動作や姿勢で太ももの筋肉を過度に緊張させて固まっていることで、筋肉が引っ張られることで起こっていることがほとんどです。
太ももの筋肉は、すぐに疲労を起こして硬くなりやすいですから、日常生活動作で太ももに負荷がかからないように、疲労が起こりにくい部分の筋肉を使えるように体をコントロールすれば、膝の痛みを出さないように予防できますし、痛みの改善にもつながります。
①ふくらはぎの筋肉が使えるようにする
ふくらはぎは、人間のあらゆる動作で体を支える土台となっています。細くて力は弱いですが、持久力があるので疲労が起きにくい筋肉です。この筋肉が使えるようになると、膝だけでなく全身の関節や筋肉の負担が軽減します。
動画を参考に、かかと上げ運動でふくらはぎを動かして、普段から使いやすいように身体の準備をしておきましょう。
また、歩く時や動き始めの時に、頭の中でふくらはぎを使っているイメージを持ちながら体を動かすと運動神経が反応して、ふくらはぎを優先的に動かすようになります。
これはイメージトレーニングのメカニズムで、頭の中でその筋肉を使って自分がしたい動きをイメージするだけで、実際に筋肉が収縮を起こしてその動きができるようになるという現象です。
普段から意識的に筋肉を動かして、使いたい筋肉を使って自分が歩いているイメージを持って歩いたりすると、太ももには負荷をかけずに自然に膝の痛みを感じずに歩けるようになります。
②肩甲骨周りの筋肉を使えるようにする
上半身は一見関係ないように思えますが、歩いたり立ち上がったりといった日常生活動作は常に全身運動によって成り立っています。
単に歩く動作といっても、下半身の筋肉だけが頑張るとすぐに疲れてしまい、筋肉が固まってしまって痛みが出やすくなりますから、上半身の、特に肩甲骨周りの筋肉を動かしやすくしておくと、歩く時に腕を振って歩くようになり、その腕の振りが下半身の負荷を逃がしてくれる働きをします。
動画を参考に、手のひらや手の指を使って肩甲骨の体操をして背中や肩甲骨を動かして下さい。
これは、普段猫背姿勢になってしまう方にも効果的な予防運動になります。背中が曲がっていると歩き方も悪くなり、下半身により負荷がかかって膝の痛みが強くなることもあります。
上半身と下半身は常に連動して動いており、背中や肩甲骨の硬さも、膝の痛みと大きく関係しているということを忘れないで下さいね。
上記の筋肉を使って歩き方を改善すれば膝の痛みが予防できる!
ふくらはぎと肩甲骨がしっかりと動くようになれば、その状態で歩く動作をしてみましょう。太ももだけでなく、全身の筋肉の負荷が最小限に抑えられて、少ない力で歩くことができます。
動画を参考に、体を大きく早く動かして元気だった頃の自分を思い出して歩いてみて下さい。
これだけ健康に関する情報が多いのに膝の痛みが予防改善できない人が増えている理由…
本来歩くのには力は必要ありません。間違った歩き方の指導や情報、体に合っていないトレーニングや運動、足の動きを悪くしてしまう靴など、周りを取り囲む要因で本来の歩き方を忘れてしまい、体を強くする動作が体を弱らせる動作に変わってしまっているのが健康医学の現状です。
全てが間違っている訳ではないのですが、その人によってやるべき処置や運動は違うので、万人に共通する方法かのように出回ってしまっていることが問題だと思っています。
今後、そういった健康に関する情報や改善運動に出会っても、まずは冷静に自分に合っているかどうかを見極めて、必要とあれば専門の治療院や医療機関に相談しながら進めていって下さい。
あなたのお悩みが一日でも早く解決できることを心よりお祈り申し上げます。