大阪府箕面市 【難治性】膝の痛み・変形性膝関節症専門
姿勢整体院リプレの角山です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
膝が痛くなったらできるだけ動かさないようにしていませんか?実は、膝の痛みは安静にしているとどんどん可動域が狭くなり、ほんの少しの曲げ伸ばし動作でも膝に強い痛みを感じるようになります。もしかしたらこのブログを読んでいただいている方の中には、
「歩き始めは痛いが、歩きだすと痛みはマシ」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?これは、普段動きが少ないことでかえって膝周辺の筋緊張が起こっていることが考えられます。動かすとこの緊張が緩和されて痛みが軽減します。しかし、歩くとどんどん痛みが増してきて歩くのが嫌になってしまう方が多いと思います。
膝を動かさなくなることで家に引きこもる生活が始まり、やがて認知症や寝たきりになって家族に迷惑をかける毎日を送ることになります。
膝に限らず、体の関節は正しい使い方をしていれば痛みや変形が起こることはありませんし、むしろ動かすことで関節の可動域は保たれます。膝に関しては「歩く」という動作が最も膝関節を回復させ、可動域を保つ方法になります。
今回は、膝を痛めない・膝の痛みを改善する歩き方をお伝えできればと思います。
この記事の目次
膝の痛みが起こる原因
膝を痛めるということは膝関節に必要以上の負荷がかかっているということになりますよね。この膝関節に負荷がかかる要因として、股関節の動きの悪さが考えられます。股関節は膝と連動して動いていますから、股関節の可動域が狭くなって動きが悪くなると膝の動きにも影響が出ます。股関節の動きの悪さを膝が代償する為、膝に普段かからない過度の負荷がかかり膝周辺の筋肉に疲労がたまり痛みが発生します。
そして、股関節の動きが悪くなってしまう要因として、本来やるべきでない間違った歩き方をしていることが考えられます。
間違った歩き方が股関節の動きの悪さと膝の痛みを作り出す
膝を痛める人は、歩く時に体が左右に揺れて、全身が不安定になっています。歩く時に体が不安定になると、その不安定感を股関節周辺の筋肉を緊張させて止めようとします。この状態が常に続くと筋肉は疲労を起こして動かないようになります。筋肉の疲労や緊張はマッサージやストレッチなどで一時的にはほぐれますが、歩き方を改善しないとまた筋肉に疲労や緊張が起こり同じ状態に戻ります。
間違った歩き方の特徴①:背筋を曲げて下を向いている
この姿勢で歩くと膝を動かしている太ももの筋肉と、股関節を動かしている骨盤の筋肉が固定されてしまい歩幅が狭くなります。要は、「恐る恐る歩いている」という状態です。これがかえって筋緊張を増強させているのです。
間違った歩き方の特徴②:かかとから地面に着地させている
一般的にはかかとから地面について歩く歩き方が良いとされていますが、実はかかとから歩く方が全身は不安定になりやすいのです。かかとは平らではなく丸くなっていますから体重が乗ると安定するはずがありません。
間違った歩き方の特徴③:腕が振れていない
これも①と同じで恐る恐るかばいながら歩いていることで起こる現象です。上半身の動きが少ないと下半身はうまく動かすことができません。脚部の動きを助けるという役割をしている腕の振りが弱いと必要以上に筋緊張が起こります。
歩いている時よりも安静時の方が筋緊張が起こりやすい
ここまで読んでいただくと、
「やっぱり歩かずに安静にしている方がいいのでは?」
と思われた方もいるかもしれません。しかし、冒頭でもお伝えしたように、動かさないということは「その姿勢を維持しなくてはならない」ということです。実は、関節を動かす「運動」よりも安静にする「姿勢保持」の方が筋緊張が起こりやすいのです。
上記の間違った歩き方の特徴でもあるように、動きが少ないとかえって姿勢を保持するのに筋力が必要になるので疲労は早く訪れます。
正しい歩き方をマスターして膝の痛みを予防・改善しよう!
先ほど挙げた間違った歩き方の特徴を今度は逆にして行ってみましょう。
1、背筋を伸ばして顔を上げる
2、足先か足裏全体で着いて歩く
3、腕を適度に大きく振る
この3つを意識して下さい。慣れないうちは変な力が入ってしまってかえって緊張してしまうかもしれませんが、無理せずに時間のある時にゆっくり練習して下さい。
膝の痛みは歩くと治るが歩き方を間違えると逆効果
歩き始めの痛みがきついが歩くと治るというあなたは、症状が改善するまではできるだけ歩くことを多くして下さい。動きを止めて膝を固めないように心がけて下さいね。
歩くと痛みが強くなるというあなたは、上記にお伝えした歩き方をしない限り膝の痛みの改善はありません。悪い癖がある状態でいくら歩いても膝の状態は悪化するばかりです。最初は慣れるまで大変かもしれませんが、焦らず徐々にいい癖を身につけていきましょう。
もしわからないことがあれば、わからないままにせずにすぐに当院までご相談下さいね!
あなたのお悩みが一日でも早く解決できることを心よりお祈り申し上げます。