股関節が痛くても、生活を送る為には歩くことはしなくてはいけません。
股関節の痛みがあるからといって歩かなくなると、どんどん歩くことが嫌になって、やがて引きこもりがちになり、認知症や寝たきりになってしまいます。
そんな不安が常にあるあなたへ。今回は歩きながら股関節の痛みを予防改善して、痛みを気にせずに買い物やお出かけを楽しめるようになれる体を作る方法をお伝えしていきたいと思います。
この記事の目次
股関節痛は使う筋力を少なくする歩き方で予防改善できる!
股関節痛が起きるのは、
「歩いている時に、股関節周りの筋肉に過度の負荷がかかっていて、緊張を起こして硬くなっていることで、筋肉が引っ張られている」
ことが原因と考えられています。
股関節を動かしている筋肉は、お尻と太ももの筋肉なのですが、この部分の筋肉は強い力は出せますが、非常に疲れやすく持久力が低いのが特徴です。
なので、歩いている時にこの部分の筋肉の使用量を少なくすることで、股関節痛が出にくい状況を作れるというわけです。
お尻の筋肉と太ももの筋肉の使用量を少なくする方法は以下の2つです。
方法①:ふくらはぎの筋肉を使う
ふくらはぎは力は弱いですが、持久力が高く疲れにくい性質の筋肉なので、ふくらはぎがしっかり動くようになると歩く時に股関節周りの筋肉に疲労が溜まりにくくなりますので、股関節痛が予防できます。以下の動画を参考にかかと上げ運動でふくらはぎが使いやすくなるように日頃から準備をしておきましょう。
方法②:足の指や足裏の筋肉を使う
ふくらはぎの筋肉をより使いやすくするために、ふくらはぎと連動している足の指や足裏の筋肉も日頃から動かしていざ歩く時にうまく使えるように準備しておきましょう。動画を参考にタオルを使った足の運動をしてみて下さい。
「歩く」という動作を股関節痛を予防改善するリハビリにしましょう!
歩く時にふくらはぎや足の筋肉が上手く使えていると体はどうなるのか?
以下の動画で今までの股関節に負担がかかる歩き方とふくらはぎや足の筋肉を使った歩き方の違いの比較をご覧下さい。
太ももやお尻の筋肉を使いすぎて疲労が起きていると、体はとても不安定になり、歩いている時に股関節が揺れてしまいます。
この揺れを止めようとさらに股関節周りの筋肉が緊張を起こして、ますます痛みが出てしまい、悪化すると関節の変形や軟骨のすり減りが起こるようになります。
逆に、ふくらはぎや足の筋肉を使うと、股関節をはじめ全身が安定して少ない筋力で体を支えて歩くようになりますから、関節の負荷が少なく痛みが出る頻度が大幅に減ります。
このように正しい歩き方で体を使うことができれば、それだけで股関節痛のリハビリとなり歩けば歩くほど股関節や身体はどんどん強くなります。
本来「歩く」という動作は、人間の機能を回復させて強化する動作なので、歩くことで体が弱くなるということはあり得ないのです。
これを機に、本来の体の使い方に戻していつまでも自分の足で普通に歩けるようにしていきましょう!
あなたのお悩みが一日でも早く解決できることを心よりお祈り申し上げます。