股関節痛の原因は、股関節周りの筋肉の硬さであることがほとんどです。しかし、闇雲にストレッチや運動などをしていても改善はみられません。
痛みに直接関係している筋肉を把握して正しいアプローチをして辛い股関節痛から抜け出しましょう!
この記事の目次
股関節痛の原因となっている筋肉とほぐす方法
股関節痛は主に歩いている時などの日常生活動作の時に、以下の2つの筋肉に過度のストレスがかかっていることで起こります。この筋肉が硬くなって股関節の可動域が狭くなり動かす時に引っ張られて痛みを感じます。
これからその2つの筋肉の役割と緩める方法をお伝えしますね。
股関節痛の原因①:足の付け根の筋肉の硬さ
足の付け根の特に前側の筋肉は、椅子から立ち上がる時や寝ている状態から体を起こす時に使います。動画を参考にして膝を椅子に乗せた状態で膝を曲げながら太ももの前側に張り感が少し出る程度まで伸ばしましょう。
股関節痛の原因②:内ももの筋肉の硬さ
内ももの筋肉は歩く時や立ち姿勢、座り姿勢などあらゆる動作や姿勢で体を安定させて股関節に負荷がかからないようにする役割を担っています。
動画を参考に立った状態で椅子や低い台の上に足を乗せて上半身を側屈させるように伸ばして下さい。伸ばす強さは内ももに少し張り感を感じる程度で十分です。
地べたで開脚ストレッチをしても内ももは伸ばせますが、普段開脚をする習慣がない人がこれをやると変な力が入ってかえって筋肉が硬くなってしまいます。
原因となっている筋肉をほぐしても股関節痛が取れない場合は?
以上のストレッチを行うタイミングですが、
○痛みが出ている時にする場合
「筋肉に張り感を感じる程度まで伸ばして15秒間静止して張りを緩める」を1セットとして、3~5セット痛みの程度によって回数を調整しながら行って下さい。
○予防として出かける前にする場合
「筋肉に張り感を感じる程度まで伸ばして5秒間静止して張りを緩める」を1セットとして、5セット行って下さい。
○予防としてお風呂上りや寝る前にする場合
「筋肉に張り感を感じる程度まで伸ばして10秒間静止して張りを緩める」を1セットとして、3セット行って下さい。
この方法を2週間行っていただき、それでも股関節痛の改善がみられないのであれば、ご自分のストレッチだけでは足りないくらい筋肉の硬さが強くなっていることが考えられます。筋肉が痛みの原因だということは変わりないのですが、その場合はしっかりとした施術が必要になります。もし2週間続けても股関節痛の症状が改善しないのであればそのままにせずにすぐに当院までご相談下さい。