大阪府箕面市 【難治性疾患専門】
姿勢整体院リプレの角山です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
今回は、股関節の痛みについてのお話です。
「股関節が痛くてあぐらがかけない…」
「ヨガやピラティスに通っているのであぐらができないと困る…」
「足の付け根が硬くて畳に座る時に困る…」
「足が硬いから自宅で地べたに座っている時に腰に変な力が入って疲れる…」
などのお悩みをお持ちのあなたへ。
股関節が痛くてあぐらがかけない原因は、太ももの内側の内転筋群のという筋肉の過緊張によって股関節の柔軟性が悪くなっていることで起こっていることがほとんどです。
内転筋群は柔軟性をしっかり保っておかないと日常生活にも支障が出ることがありますので、今回のブログで内転筋群の動きをスムーズにする方法を身につけて、あぐらができるだけでなく、今後の生活に支障が出ないように備えておきましょう!
この記事の目次
太ももの内側の「内転筋群」の役割と過緊張が起こる理由
主な役割は、骨盤から体幹の安定性を保つことです。人間の体は外側に重心が移動すると内転筋群が緩んで安定性が悪くなります。逆に重心が体の中心に集まれば集まるほど内転筋群は緊張して安定感が出ます。
しかし、日常生活の中で同じ姿勢を長時間続けている方は、その姿勢を保つ為に重心を常に内側に乗せていることが多いです。言い方を変えれば、内側の筋肉を常時緊張させている状態になりますので筋肉に疲労が起きます。この疲労がさらに強い筋緊張を起こして痛みを感じやすくなります。
すなわち、過緊張を起こして柔軟性がなくなった内転筋群は伸ばすと当然痛みを感じますから、内転筋群を伸ばさないとできない「あぐら」という座り方ができなくなるというメカニズムです。
股関節の痛みを解消する内転筋群のストレッチ3つ
伸脚や開脚など、内転筋群を伸ばすストレッチ方法はたくさんありますが、あなたが最もやりやすい方法を選んでください。やりにくいストレッチを行うと変な力が入ってかえって痛みが強くなったり、柔軟性がなくなったりしますので、しっかりと脱力できる方法で行いましょう。
私が推奨するストレッチを3つご紹介いたします。
立位での内転筋群ストレッチ
椅子や足を乗せる台などを使って内転筋群と、連動している骨盤から上の筋肉までを一気に伸ばすことが出来るストレッチです。
下半身の筋肉は、筋膜という膜で上半身の筋肉と繋がっており連動して動いていますから、下半身だけでなく上半身も同時に伸ばすことでより柔軟性が保たれます。
仰向きでの内転筋群ストレッチ
仰向きの状態で開脚させる方法です。両足同時にしてもいいですし、片足ずつしていただいても大丈夫です。
大事なことは、伸ばそうとし過ぎてお尻に力を入れ過ぎないようにすることです。無理に伸ばそうとしてお尻に変な力が入ると痛みの悪化や腰痛の原因になります。
サウナやお風呂でのあぐらストレッチ
サウナや岩盤浴、お風呂などの温熱場所では、筋肉が柔らかくなっていますので比較的あぐらがしやすくなっていることがあります。
出来る範囲でいいので、しやすい場所であぐらをストレッチとして行い、少しずつ練習してみましょう。
股関節の痛みであぐらがかけない場合の対処法まとめ
どのような症状でも言えることですが、対処法を考える前に「なぜ悪くなったのか?」を先にわかっておかないといけません。
原因がわかっていない状態で対処法を考えても当てずっぽうにしかなりません。たまたま当たればいいですが、当たらないことの方がほとんどですし、効果のない無駄な処置をしている間に症状はどんどん進行していきます。
まずは、痛みが出たそもそもの原因を突き止めてから専門家と相談して自分に合った方法で治していく。これが理想的で最も早い改善策です。
今回のブログを参考にしていただき、自分でできる所は自分でしてもらって、今ままで溜めてきた筋疲労や緊張は専門の治療院などで施術をしながら症状を治していって下さいね!
あなたのお悩みが一日でも早く解決できることを心よりお祈り申し上げます。