今回は、膝の病変でも比較的よくみられる半月板損傷についてお話していきたいと思います。半月板損傷が起こる原因や症状、鑑別診断や、半月板損傷と診断された時のリハビリ方法や治療方法をできるだけ凝縮してお伝えしますので、是非最後までお読みいただけると幸いです。
この記事の目次
半月板損傷とは?
半月板とは、膝関節内にある軟骨のことで、名の通り、半月のような形をしていることからそう呼ばれています。軟骨の役割というのは関節の衝撃を和らげるクッションとなり、関節や関節周辺の組織を守るというのもです。このクッションの役割をしている半月板が何らかの要因で断裂したり離開してしまったものを半月板損傷といいます。そして半月板損傷には発生原因により2つのタイプに分類されます。
生活習慣や動作の中で徐々に起こる半月板損傷
一般的には、加齢や体重増加や筋力低下などが原因として挙げられ、膝関節に退化変性が起きて、半月板が摩耗して損傷が起きると言われていますが、実は加齢や体重や筋力低下で半月板損傷は起きることは少なく、日常生活の中で普段の歩き方や姿勢の癖などで膝関節に過度の負荷がかかり半月板が変性を起こすことが最も多いです。
スポーツ障害や交通事故などの外傷性で起こる半月板損傷
強い衝撃により関節内の半月板が損壊してしまうものは、膝以外にも損傷が起こっている可能性が高いために、見落とされることもしばしばあります。最も多い合併症として、膝の靭帯特に前十字靭帯が断裂を起こすというものです。この靭帯が断裂を起こすと歩いている時などに膝が崩れるような現象が起こりやすくなります。
半月板損傷の主な症状
膝の曲げ伸ばしの時に痛みや引っかかり感が起こり、重症例では急に膝が曲げも伸ばしもできなくなるロッキング現象という状態になり、歩くこともできなくなるくらい痛くなることがあります。また、膝関節内で炎症を起こしやすくなり、水が溜まって腫れたり、出血して血液が溜まることもあります。
実は半月板損傷自体では膝の痛みは起こらない?!
上記にも書いたように、半月板損傷になるといろいろな症状に襲われて、辛い生活を余儀なくされます。しかし、半月板損傷と診断されているにも関わらず、膝に痛みなく生活できている人もたくさんいらっしゃいます。もちろん正しい処置やリハビリを行った結果ということもあると思いますが、そもそも半月板損傷からきている膝の痛みではないということも多々あります。どういうことなのか?動画で詳しく解説させていただきます。
半月板損傷があるからと言って、それが膝の痛みに直接関係していないこともあります。そもそも半月板には痛みを感じる神経が存在しないので、半月板から出る痛みと言うものはあり得ないのです。
半月板損傷になった時の一般的な治療法
半月板損傷というと、内視鏡での半月板除去術という外科処置や手術などが主流ですが、もちろん、症状が軽い場合はそのまま保存的に様子をみて痛みが出ないように痛み止めや湿布。ヒアルロン酸注射などで補っていくというものになります。しかし、これらはすべて対処療法と言って、いわゆるその場しのぎの気休め治療ですので、損傷した半月板の再生まではできません。
なので、これらの保存的な治療は痛みを和らげるだけで損傷はどんどん進行していくので、最終的に膝関節の引っ掛かりが目立つようになると、外科的処置になることが多いです。
膝の軟骨の再生医療という治療法について
最近テレビなどで話題となっている、「膝軟骨の再生医療」というものがあります。これは、今まで軟骨は一度壊れると二度と再生しないとされてきた医学的な常識を覆し、自らの細胞で軟骨組織の再生に成功したという画期的な治療法です。確かにこれなら半月板が再生して、外科的な処置をせずに半月板損傷を治療できます。しかし、この膝の軟骨の再生医療にも落とし穴があるんです。詳しくは動画で解説いたします。
半月板を再生させても、半月板損傷が起こったそもそもの原因を解消しないとせっかく再生した半月板がまた損壊してしまいます。
半月板損傷による膝の痛みを解消する方法
このような流れで治療を進めていくことで半月板損傷による膝の痛みを解消できます。
1、膝の痛みの具体的な経緯や痛みが出る動作や姿勢を再現する
2、その症状が本当に半月板損傷によるものなのかを鑑別診断(ほとんどの場合、半月板損傷から起こる痛みではありません)
3、膝関節の動きをスムーズにするマッサージやストレッチ施術
4、根本原因である普段の歩き方や日常生活動作の改善方法や自宅でのセルフケア
ややこしい治療法を行う必要はありません。シンプルに症状を観察すれば、半月板損傷だろうと変形性膝関節症だろうと簡単に痛みを取ることは可能です。人によって回復速度の個人差はありますが、この方法を続けて体の正しい使い方を習慣化すれば、膝の痛みは出なくなります。
自分一人だけで解決しようとするのはとても難しいので、最寄りの医療機関や治療院、当院が近いのであれば当院で的確な診断や治療を行いましょう。
▼当院の半月板損傷治療の詳細はこちらをご覧下さい▼
https://k-reple.com/symptom_menu/%e5%8d%8a%e6%9c%88%e6%9d%bf%e6%90%8d%e5%82%b7
追伸
整体院リプレには、半月板損傷だけでなく、変形性膝関節症や軟骨のすり減りによる膝の痛みを抱えた方々が多くいらっしゃいます。
その多くの方はこのようなお悩みを抱えています。
・膝の筋トレをしているが痛みが取れない
・病院で「これは治しようがない」と言われ諦めていた
・ヒアルロン酸注射を打っているが3日ほどしかもたない
・体重や加齢が原因と言われ、湿布や痛み止めでごまかしながら生活している
医療機関を受診しても、湿布や薬で痛みを和らげる対処療法や、注射やマッサージ、ストレッチ、運動などでこれ以上ひどくならないようにするための保存療法で観察していくことしかできないのが今の膝痛治療の現状です。
もし今回のブログ記事をみて、
あ、私も当てはまるかも…と少しでも思うのであれば、これをきっかけに膝の痛みをやっつけてしまいませんか?
もう一人で悩まないで下さい。
「痛みやストレスのない充実した生活」へ必ず当院が導きます。
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