病院で変形性膝関節症と診断されると「足の筋肉をきたえなさい」と指導されることがありますが、しかし具体的に足のどの筋肉をどうやって鍛えればいいのかわかりませんよね。
膝の痛みを改善するには、筋肉を鍛えるというよりは動かして膝の曲げ伸ばしをスムーズにするというやり方が効果的です。
今回は、変形性膝関節症による膝の痛みを予防・改善するための足の筋肉の動かし方をご紹介したいと思います。
この記事の目次
膝の痛みは筋肉が動いていないことが原因
膝の痛みや変形が起こる最も多い原因は、膝周りの筋肉が硬くなって動きが悪くなっているというものです。これは運動不足や老化現象ではなく、日常生活動作において体の使い方の間違いや今までやっていた習慣的な動きをしなくなったことで起こったりします。
なので、闇雲に運動をしても膝を痛めてしまう体の使い方でやってしまうとただでさえ動きが悪くなっている筋肉にさらに負担をかけることになりますから状態が悪化します。
筋肉を鍛えるというよりは、固まって動きが悪くなっている筋肉の柔軟性を取り戻すような体の使い方を練習する方が効率的ですし効果的です。
関節を動かさなくなると変形性膝関節症に発展していく
痛いからと言って外に出なくなったり、膝のサポーターでガチガチに固定したり、杖を使ったりして膝を動かさないようにしていると、筋肉が固まってどんどん膝の痛みが増していき関節が癒着して関節表面の変形が進行していきます。
変形性膝関節症は、動かさない方が早く重度に進行していきます。膝をかばって動きを少なくすると自ら変形を進めることになってしまうのです。
変形性膝関節症による膝の痛みを解消する筋肉の動かし方
膝の変形を予防する体の動かし方はとても簡単で、
『大きな動きでできるだけ早く動かすこと』です。
痛みをかばって小さな動きをしていると筋肉が硬くなってしまい余計に痛みが強くなりますから、筋肉を固めないように大きく体を動かしましょう。
以下の動画を参考に筋肉を柔らかくする大きな動きの歩き方を練習して下さい。
筋肉を活性化させて変形性膝関節症を予防しよう!
膝が変形しているからと諦めてしまうとそのまま良くなることはありませんし、どんどん動くことが嫌になって車椅子や寝たきりの生活になってしまいます。
そうなる前にできることはたくさんありますから、もう治らないと諦めて家族に迷惑をかけないようにまずは膝周りの筋肉の動きを止めないようにしていきましょう。
自分一人でうまく歩き方や体の使い方を練習する自信がないというあなたは、当院でしっかりとサポートさせていただきますので是非ご相談下さい。