膝の治療で整形で定期的にヒアルロン酸注射を打っているが、楽なのはその時だけですぐに元の痛みが出てくる。
注射した後の方が膝が痛くて、数日歩けなくなって「こんな生活いつまで続くんだろう…」と不安になっている。
そんなあなたへ。
なぜヒアルロン酸注射を打ってもあなたの膝の痛みが治らないのか?その謎を解明していきましょう。
この記事の目次
膝の痛みに対するヒアルロン酸注射の目的
ヒアルロン酸注射が効果的なのは、膝関節表面の軟骨がすり減っていたり、変形がある場合です。それ以上関節が摩耗しないようにヒアルロン酸というクッションの役割をする成分を関節内に注入して関節にかかる衝撃を吸収して和らげるという治療になります。
もし、あなたの膝の痛みがこの軟骨のすり減りや変形から起こっているものであれば、この治療は非常に効果が期待できます。
ヒアルロン酸注射で膝の痛みが取れないということは…
しかし、あなたはヒアルロン酸を打っても一時的な改善かもしくは全く変わらない、打った後に痛みが悪化するという結果になるんですよね。
ということは、あなたの膝の痛みは軟骨や変形などの関節や骨の問題ではない可能性が高いということです。
ヒアルロン酸注射で膝の痛みが取れない時はこれを試そう!
関節や骨以外に膝の痛みが起こる原因として、膝周りの筋肉の緊張や硬さが最も多く挙げられます。
もし以下の2つの方法で膝の痛みに少しでも変化が見られたら、あなたの膝の痛みは筋肉の硬さからきているものである可能性が高くなりますので是非やってみて下さい。
膝を伸ばすスクワット
従来の膝を伸ばした状態から膝を曲げて腰を落としていくスクワットは、筋肉の硬さをかえって強めてしまいますから、動画で解説している「膝を曲げた状態から伸ばすスクワット」を行って下さい。
膝を伸ばす動きが膝周りの筋肉に適度な張りを作り、関節を安定させます。朝起きた時や出かける前など、今から動き出すというタイミングで行うとより効果的です。
歩き方の見直し
膝の痛みがあったり、病院で変形があるなどと診断されていると、歩く時に膝が悪くなるのが怖いのと痛みを出さないようにする為に、できるだけ動きを小さくして歩いていませんか?
実は、膝をかばって小さく歩く方が筋肉が固まりやすくなって余計痛みが取れなくなります。なので、動画で解説しているように大きく早く歩く、それが怖いならかかと上げ運動で歩く準備体操をしてから歩くようにして下さい。
一度大きく歩いても大丈夫だと自分でわかれば、その後は怖さがなくなって自然と大きく早く歩くようになります。そしてどんどん痛みが取れていくというメカニズムです。
ヒアルロン酸注射で膝の痛みが取れない時は?
ヒアルロン酸注射を続けても膝の痛みが取れないなら、痛みの原因が関節ではなく筋肉であるという考え方に変えましょう。同じ考え方のもとでいくら治療を続けても結果は同じですしますます悪くなっていくだけです。
少し見方を変えてみて、今までと違う観点から治療をしていくとまた違った結果が出ますから。今までの治らなかった治療は忘れましょう。
まずは、上記でお伝えした方法を試していただいて、それでもまだうまく改善できない、もっといい方法が知りたいと思われたのなら一度当院までご相談下さい。