海外の真似が好きな日本という国
元々日本という国の履物は「下駄」「地下足袋」などでした。今では誰しもが欧州から入ってきた靴を履いていることが普通になりましたが、やはりまだ日本人は靴に慣れていません。なぜなら、靴の本来の目的も靴によってどれだけ全身に影響が出ているかもすべてアメリカの真似をしているだけでそういう本質的なことは全く無頓着だからです。
そもそも靴文化が入ってきたころからどんどん日本人は体が弱りはじめていることにほとんどの人が気づいていません。
下駄や地下足袋の生活の方が体は強かったはずです。
靴の本来の役割
靴の本来の役割は「足の保護」です。
裸足生活を続けていて、さらに行動範囲を広げる為にたくさん歩けるよう足のケガを防止したり安全を守る為にできたものです。
ただ優しく包み込むだけでよかったのに、足の構造を無視して締め付けがきつくなるように作られたり、足裏のアーチが崩れてしまうようなインソールが発明されたり、そんな粗悪な靴を「健康靴」といって教科書マニュアル通りの説明をする靴や足の専門家。
日本では自分の足に合わせてインソールや靴をわざわざ変えている人はまだあまりいませんが、アメリカやニュージーランドなどでは靴やインソールは全身の矯正具として認められていますし、足の専門医みたいな方もいて、靴やインソールを処方してくれるそうです。
しかし、日本だけではなく海外の靴や足の専門家は足をいかに楽にできるかを考えるあまりに全身の歪みやバランスの崩れのことは考えずに足にフィット感を出す靴やインソールを開発したり提案します。
足は甘やかしてはいけないんです!
足は人間が行動をするために必要不可欠な部位です。常に動いておかなくてはいけません。「足が楽になる」ということは「足が動いていない」ということです。
楽な方に走るのは時として必要かもしれませんが、いつまでもそれではいけないですよね。
楽なことばかりしてると、後が怖いですよね。
目先の足の快適さを取るか、今は足が強くなるまで頑張って後々の全身の快適さ取るか。
あなたはどちらを選びますか?